このツールを使うと、 RealPlayer / RealOne Player用のストリーミングのビデオやオーディオを、 avi / mpg ファイルに保存(ダウンロード)したり、 ローカルにある rm ram ra ファイルを wav mp3 avi mpg に変換できます。 (2002年11月29日追記: AVIよりRMのまま保存したいというかたは、 StreamBox VCR SMF+ Updateを使ってください。)
RealMedia (.rm .ram .ra) のような低画質、低音質のメディアの保存は、 審美的な観点からは興味が少ないが、資料的価値ということでは、 新聞をきりぬいてスクラップしたように、 あとから参考にするのに低画質でも保存しておきたいという要求はありうる。 RMのダウンロードや変換がなかなか難しいので、 パズルを解くような楽しみという「技術的」興味もあっただろう。
最近、ロシア語圏でリリースされた新しいツール Real7ime Converter (R7C) は、 単にURLを入れるだけで一気に指定形式の .avi .wav .mp3 に「名前を付けて保存」できてしまうという、 すぐれもの。 真の場所が rtsp://〜だったり、 Streambox VCR (SVCR) ではダウンロードできなくなってしまった rm でも、 R7Cなら大丈夫。 ISDN回線でブロードバンド用のストリーミングを完全にダウンロードできるばかりか、 rm をそのまま落とすのでなく、avi に変換しながら落としてくれる。 ローカルの.rmファイルをaviに変換することもできる。 もちろん huffyuv などを経由して mpeg1 や 2 や ogm や vp3 に変換することもできる。
RMのダウンロードと、RM→AVI、RM→MPG という2つの問題を一気に解決してくれるツールなのだ。 SVCRの再来というより、それ以上のポテンシャルだ。
お楽しみください。
このツールの安全性は完全には確認されていないので使用は自己責任で。 以下のCRCの書庫は、Windows 2000 SP3 で動作確認済み。 Readmeによると、WinNT 4, Win98SE, WinME, Win2K (SP2&3) and XPでは動作確認されてる。
配布元 r7cproj.euro.ru または Pikkunipsuのページ (ミラー1 | 2) から書庫を手に入れよう。 2002年11月24日現在の最新版は1.1で、 書庫名 ucfrtc11.zip だ。 解凍したら好きな場所におこう。特別なインストール作業は不要だが、 RealPlayer または RealOne Player がすでにインストールされている必要がある。 プレビュー機能を使うには、DirectX 8.1以降も必要だ。
ucfrtc11.zip CF4B81FC MD5 = b808c0d450f1c7e016175e3b5dd63493
警告 RealOne Player をインストールするときには、トロイの木馬やウィルスを実験的に扱うつもりで、 あらゆるステップを注意深く行い、 自動更新のたぐいはすべてオフにしてください。
基本は、 URLの欄に落としたいファイルのURLを書いて、 Outputに保存するファイル名を書いて、 GOを押すだけなので、だれでも簡単に使えます。
このステップは省略してもいいが、日本語モードだとアプリをふつうに終了できない不具合がある。 タスクマネージャーから強制終了するので良ければ日本語モードのままでもかまわない。 ロシア語モードに入るには、コントロールパネルの「地域のオプション」の「システムの言語設定」にて、 「キリル言語」を選択して「既定値に設定」、ロケールを「ロシア語」にして再起動すれば良い。 あとから元のモードに戻すのを忘れずに。あと、日本語モード以外で起動したときは、 うかつに日本語のソフトを起動しないほうがいい。 特にメーラの EdMax を使ってるかたは、PCが日本語モード以外のときに起動すると、 面倒な事態が発生する。
なお、ロシア語モードでなくて英語モード(西欧および米国)でもかまわないが、 同じ手間なので原産国と同じロケールにしておくと良いでしょう。
さっき解凍したパッケージのなかから、 緑のアイコンの R7C.exe を起動。
URLの欄に落としたいものがある場所をペーストする。 場所は本当の場所でなく参照されているHTTPの場所で充分。 あとはソフトがうまくやってくれる。 rtsp:// を(もし分かるなら)直接書き込んでしまっても良い。 file:// として、ローカルのrmファイルを指定しても良い。その場合は、 ソフトの上にrmファイルのアイコンをドラッグ&ドロップするので良い。
RealMediaのファイルのURLがふつうのリンクになっているときは、 IEでそのリンクを右クリックして「ショートカットのコピー」をすれば、 クリップボードにURLがコピーされるのでそれ(http://〜とか)を、 URLの欄にペーストしてください。 RealMediaのファイルがあるURLがよく分からない場合(ボタンを押すと再生が始まるとか)には、 ソースをハックするのでも良いのですが、URL欄の右の URL Fetcher をクリックして、 別のダイアログが開いたら、RealMediaをふだん通りにテスト再生してみてください。 自動的にそのファイルがある場所のURLが検出されて、URL欄に書き込まれます。
次に Output の欄に、何というファイル名で保存するのか記入する。 保存するファイルが「音だけ」の場合は、 WAVで保存したいかMP3で保存したいかに応じて、 「好きな名前.wav」または「好きな名前.mp3」を、 音と映像の動画の場合は「好きな名前.avi」というファイル名にしておく。 ファイル名だけ書けば、R7C.exeがあるのと同じフォルダ内に保存される。 c:\test\file.avi のように、フルパスで場所を指定しても良い。
左下の Options をクリックして設定ダイアログを開く。 まず、Convert欄を指定する。
オーディオのみなら、好みしだいで Sound only (WAV) または Sound only (MP3) を選択する。 Sound only (MP3) を選択した場合は、さらに Mode, Bit Rate, Sample Rate を指定できる (分からなければデフォルトのままでOK)。
動画の場合は、Image+Sound を選択。 Video Codec をクリックして、使いたいビデオコーデックを選ぶ。 よく分からなければ、Microsoft Mpeg4 Video Codec V2 を選ぼう。 Microsoft Mpeg4 Video Codec V3 があるならそっちでも良いが、V2しかなくても、 気にしないでいい。 自分でコーデックをインストールしたりするかたなら、 リアルタイムで圧縮するので、いったん huffyuv(要インストール)が良いかも。 あとから、ゆっくりXviDなり好きなコデックで圧縮すれば良い。 mpeg1 や mpeg2 に変換も可能。 この場合、huffyuvで圧縮をかけても30分もので6〜8GBの中間ファイルが発生するので、 保存先に約20GBの空きが必要。 充分に速いマシンがある場合、320x240程度の画面なら、リアルタイムでXviD などに落とし込むこともできる。 ある程度、環境によっての試行錯誤が必要。(追記: マシンパワーが足りない場合にはリアルタイムで高度の圧縮ができないので、 無圧縮や huffyuv を使って、あとから好きなコーデックでゆっくり圧縮してください。) (追記2: このソフトは単体ではNTFSでもAVIの4GBの壁があるので[2GBは突破できる]、サイズが巨大になる場合、RMをいったんローカルにダウンロードして、rmeditorにかけて分割エンコする必要があります。ローカルにファイルがあっても、1倍速でDivX等にできるパワー(エンコ速度25fpsなど)がなければ、Huffyuv経由という手もあることはあります。かなり大変なので、RMのまま保存するか、EO Videoで変換がおすすめですが……。)
設定ダイアログを閉じたら、あとは GO をクリックするだけ。 保存しながらついでに鑑賞したいときは、preview にチェックを入れる。 変換は再生しながらリアルタイムで行われるので、30分ものなら30分かかる。 通信のもたつきで途切れてバッファリングしたりすれば、さらに時間がかかる。 ある程度、通信がもたついてもちゃんとつなげて保存される。 が、変換自体はタイムクリティカルなので、 無用なトラブルを避けるために、関係ないソフト(特に重いもの)はなるべく閉じておこう。 これは Tinra を使う場合も同じだ。 リソースが不足気味の場合はプレビューもしないほうがぶなん。
日本語モードでは、アプリを閉じるボタンが表示されないようだ。 タスクマネージャーの「プロセス」タブで R7C.exe を強制終了させよう。 OSをロシア語モードで起動したほうが絶対的に安定動作する。 ロシアのソフトだから当たり前か……。
変換(ローカル保存)ができずにこのようなエラーメッセージが表示されてる場合、 気にせず、一回アプリを終了させ、アプリを新たに起動した直後にもう一回、試せば、 あっさり解決する。 もっとも本当に設定がおかしいときもあるかもしれないが……。
ビットレイトが足らないか、または圧縮が間に合わなかった。 前者の場合、コーデックの設定でクオリティを上げる。 後者の場合、もっと軽いコーデックにする。
ビデオコーデックとうまく組み合わせられないオーディオコーデックを選んでしまった可能性がある。 WMAなどは、やめよう。 MP3では、可変ビットレートになっているのかもしれない(LAME ACMを使ってる場合)。 Video for Windows のオーディオ圧縮で MP3 を選ぶと細かいパラメータがどうなるのか謎だ。 問題があれば、いったん音声はWAV(PCM)で保存して、 必要に応じてあとから自分で再muxしよう。
Image+Soundの録画で、音声をMP3などの圧縮にした場合、録画が終わったあとで音声部分に圧縮と、 それを映像部分と合体(mux)させる作業が行われるので、プレビューなどしていた終わったと思っても、 すぐにあわててファイルを開いたりせず、GOのボタンが再び押せる状態になるまで待つ。
はい。aviで保存してから、ふだん使ってる「AVI→mpg」ツール (たぶんTmpgEncでしょうけど……)で変換してください。 aviというのは、たいてい実はmpeg4系ですが、mpeg4系で圧縮したものをmpeg1に再圧縮するのは、 画質の低下につながります。 ですので、mpeg1などに再圧縮する予定がある場合には、 huffyuvのような画質低下ゼロのコーデックで中間出力したほうが良いです。 mpeg2にしたいときも同じです。
2002-11-27 追加(掲示板より)
「Can't find any decompressor for 024I or I420 format と表示されて変換できません」
→ Win2K/NT では VIDCI263.zip
を導入すれば良いとFAQに書いてあるのですが、Win98 の場合どうすれば良いか不確実でした。
I263 FAQ にあるCodinstl.zipを入れてもらったところ、
問題が解決してちゃんと動作するようになったそうです。
同様の問題でお困りのかたは、お試しください。
この項は2003年11月16日に追記(掲示板での要望#1163)
Real7ime Converter (R7C)を使って、http://www.mtv.com/bands/az/trapt/artist.jhtmlの、 Audio and VideoにあるようなVideo Clipをストリーミング録画しようとしても出来ません。詳しい手順など教えてもらえるでしょうか?
例えば上記URLを開いたところにあるHeadstrongをダウンロードする場合
ちなみにこの例ではURL欄に
rtsp://a1021.v0029f.c7632.g.vr.akamaistream.net/ondemand/7/1021/7632/v001/
mtvnshrdstor.download.akamai.com/8646/mtvi/bands/t/trapt/headstrong_full_320.rm
と出ます。
RealPlayer用のストリーミング(RM, RAM)をダウンロードすること、AVIに変換することは、 長年の懸案だった。 「本当」のURLをどうやってつきとめるか(snoop)、 本当のURLが「手の届かない」RTSPプロトコルだったらどうするのか、 そしてめでたくRMをダウンロードできたとしてどうやってAVI動画に変換するか、 といった問題があった。 StreamBoxVCR(略してSVCR)というすぐれたツールがあったが、 対策されてしまい2002年なかばくらいから、だんだん使えないケースが増えてきた。 SVCR以外にもストリームダウンローダーはあるが、 落とすことは落とせてもAVIに変換する部分の決め手がなかった。 古典的ともいえる Tinra はすべてのRMを変換できるわけではない。 EO Video が最良の選択のひとつだが、シェアウェアだ。 「劇場版あれ」を使う画面キャプチャーの方法は実用的で汎用性があるがスマートでない。
とは言え、実際に再生できる限りにおいて、 動画をキャプチャーできるし、音の録音はもっと簡単だ。 たまに「画面のキャプチャーじゃ品質が低い」などと誤解するかたがいるようだが、 例えば1秒間に15フレームのものを、毎秒15フレームずつ正確にキャプチャーすれば、 原理的には100%可逆(無損失、ロスレス)の変換だ。
.rm のメディアは、Windows上での画面キャプチャーや録音についてプロテクトされているわけではなく、 Windows標準の機能でふつうに誰でもキャプチャーできる。 (DirectX を無効にして[PrintScreen]を押すだけ。) 「劇場版あれ」は、毎秒何度もPrintScreenを押す操作を自動化してくれる。 R7Cは、RealMediaのフロントエンドとして.rmをプレビューしつつ、 「仮想的なキャプチャー」を効率的に行ってくれる。 再生のコントロールを自分がもっているので、トラフィックの渋滞などで再生がもたついても、 それを待ってコマをキャプチャーしてくれる。
ニッポンちゃちゃちゃ♪
ストリーミングの音楽や動画をローカルディスクに保存。RA→WAV, MP3 の変換
TINRAで変換できなくても、あきらめるのは早い
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