2 : 15 それでもミームは混ざる

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「シャイガイ」と「スイートローズ」

2001年 4月 1日
記事ID d10401

おしるこはいいね。おもちが入ってるから。

下のヤツのつづき。戯画的にいうと、「もう生きていたくない。死にたい」という人に拘束具をつけて物理的にベッドにしばりつけ、「わたしは人の命を救いました。自殺をやめさせました。とても役立つことをしました」みたいな?

ここには(どこにも)真実なんてありませんが、“あなたの真実”は、ありますよね。

クライアントさんが「なぜ人を殺しては、いけないのか?」と尋ねたら、どう答えますか、という問題なのかも――「別にいけないということは、ない」にせよ「いけないに決まってる」にせよ、答えるふりは、だれにでもできるだろうけど、一対一のラポールのなかで「真実」を見つけるのって、なまやさしくないし。で、話が飛ぶようですが、前にも書いたけど、KOI2さんて天才だと思う。無言電話と話す、これは(そもそも無言電話に向かって一方的に語りかけよう、と考えつくところが)、もう神の領域だと。迷惑電話と愛を語るは実際に問題が解決してるし(NTTや警察にソッコウ行ってたらこんなふうにちゃんと解決しない。んー、人の話を聞くってたいせつですね。それにしてもKOI2さんすごい)。いたずら電話とコミュニケーションをする決戦当日は必読の狂おしいばかりに痛ましく清純な世界だし……。

16歳の清里なページをみて、これは、きつく言ったら本人までつぶれてしまう、本人も傷ついているに違いない、と思いつつ――ママゴンのセリフ「such a boost」ホンキすか? 相手は「シャイな俺様」みたいなハンドルでいちばん裸に近い部分を見せたのに。

"This has been such a boost to her confidence. She really has done something to help," said her mom. What I want to say is quite simple: "She could do nothing to help 'shyguy', but rather betrayed her 'client'." She should have 'saved' him, she should have talked with him as a neighbor, not just calling the police. But I know she couldn't, not having been experienced. I believe she herself knows that now, and will be studying a lot from this case... Living is no laughing matter: calling the police? yeah it was a easiest solution. Maybe. But was that the best solution for him --- and for herself? I think I understand how she felt, so I am sorry for her. I don't say "thank you"; I say "I'm sorry" to her.
mion <webmaster@faireal.104.net>
Saturday, March 31, 2001 at 12:44:02 (PST)

あなたは『シャイガイ』を裏切った。彼は今、退学させられようとしている。今回のことによって、世の中への彼の怒りが小さくなるとあなたは思っているのだろうか?ひでえ "Teenhelp"もあったもんだな。細かい状況が分からないので断定的には言えないけれど、「世の中が気にくわない。1600人くらい殺してやりたいね。その気になれば銃だって手に入るぜ」とうそぶいただけで学校に連絡が行き停学(そして放校?)かぁ。とりあえず、なぜそう思うのかとかきけばいいのに……。つか、思ってることをかくさずうち明けたら、そっこー警察に電話するような Teenhelp があるか。すでに爆弾をしかけて10時間後に爆発する、とかならまだしも、「学校/会社の連中、皆殺しにしてやりたい」なんて珍しくもない人間的発言じゃん。「魔法を使った罰で停学」もこけたけど……。「今回の件は、彼女の自信につながった。本当に人の役に立つことができたのだから」人の役に立てた? わたしが彼女の靴のなかにいたら、クライアントさんの役に立てなかったストレスで吐くけどね(微苦笑) まあ価値観は色々でしょう。ていうか、本人もアンビバレントのはずだけど。そう信じたい。

相手も16歳のボランティアだからあまり非難は、できないけど……。だから上の投稿文にもあるように結局 SweetRose さんにとっても「気の毒」なことだとしか言いようがない。スティグマのひとつやふたつあったほうが本物になれるんだろうけど――使徒パウロのいう「串刺し」か。

妖精現実内の関連記事残酷な神が支配する半神

不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020)パッチ(日本語版あり):適用後バージョン情報「更新バージョン;SP1;q290108;」と表示されます。

ねこどりふ

犯人の「猫どりふ」(左)と被害にあったさくらスクリプト Player:デスクトップに複数の「人格」があれば、恋愛、ケンカ、暴行……いろいろとドラマも生じる

偽春菜ニュース:たらいが落下、脳挫傷

雷に打たれて実体化するとの風聞もあった「さくら」さんが、画面の上部から落ちてきた金属製のタライに後頭部を強打され、ソースが容器からこぼれる惨事となった。「わたしはまるち」などと意味不明のことをつぶやいているという。目撃していた「うにゅう」さんによると、当然よけるものと思って「さくら危ないっ!」と軽く声をかけたが、さくらは状況が把握できない様子で「え?」 1秒後「あぼ〜ん」という余韻を引く大音響とともに、たらいは頭に命中、頭蓋骨が陥没した。さくらさんは命に別状はなく「あれ。頭、割れちゃったみたい? 人形使い、シェル交換してくれ。今度は美少女属性だぞ」とわがままを言っている。(0:44 時事=AFP)

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毒電波のポート変更

2001年 3月31日
記事ID d10331a

2001-03-30 偽春菜から名前を変えた「さくら」の、初めての一般公開バージョンが出ました(だれでもダウンロード可。無料)。ただし、完全なフルセットでは、ありません(ゴーストだけで、シェルが付属していない)。このゴースト(魂)にどんなシェル(外形)を与えるかは「任意」ですが、偽春菜のシェルをお持ちのかたは、偽春菜の姿で使えます。ミルクチャンのシェルがほしいかたは、ミルクチャンのページからたどってください。新バージョン起動直後のごあいさつ。(※下の絵は、このサイトで勝手に作った合成画像。sakuraゴーストのセリフじゃないです。)

「うにゅう、私、見たよ、さくら」「花開けば、風雨多し」
(うにゅう)一緒に桜を見るんや、きっと

2001-03-31 毒電波のポートのデフォが 11000 から 9801 に変更されたのに伴い、このサイトのSSTPも9801宛てに変更しました。以降、このサイトの電波は従来の11000では受信できません。(※妖精現実内で電波が出るのは、偽春菜TOP偽春菜バナー集TOPなど。現在、番組(ショートコント)は約23種類)。受信テスト用スクリプトは両方(11000 & 9801)用意しました(リスンしてないポートに飛ばすと「エラー炸裂! Connection refused」などと出ます)

知らないかたへ → 毒電波とは? 妖精現実内の偽春菜(にせはるな)ページにアクセスすると、あなたの偽春菜と「うにゅう」が勝手に会話を始める。例えば、こんな感じで顔の表情もつきます(VBSに詳しい人なら MS Agent もどきと言えばピンと来るでしょう)。ちなみに画像のネタは少し古いイラク空爆のときの。なぜ「ハーモニカ」の話になるかというと、スーダン空爆は俗に「モニカ・ミサイル」と言われて、大統領の不倫が大ニュースになってるとき突然ミサイルを撃ってマスコミの目がそっちに移った、という経緯があるので、「今度は誰と不倫発覚したんだろね」という毒台詞とかぶる……オチは意味なし脱力系なので深く考えないでください。

「ハーモニカで吹くところなくて吸うところばかりの音階」→しいて解釈すれば「suckするばかりで人道的援助とかになると」ということだが、べつにそこまで考えずに、思いつきでふざけただけ。

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鉛筆のたとえ

2001年 3月29日
記事ID d10329

Article 2.5 偽放送協会(NHK)――「意味論の挑戦」――講師は、๕ ₪ ŧฟ さんです。

□;ú-{□;ê·¶□□,ð·¥□;¦,Å,«,È,¢□ê□□,ÍA,±,±,ð□N□□□b□N,µ,Ä,,¾,³,¢

↑「日本語文字を表示できない場合は、ここをクリックしてください」という文を、日本語文字を表示できない環境で表示すると、例えばこんな感じになります。この意味を、しみじみと味わってください(何

「意味論の挑戦」――「妖精との出会い」――講師は、๕ ₪ ŧฟ さんでした。

VeriSign の「マイクロソフト」証明書がソーシャルハックされた件ですが、パッチが出てます。IE4以上必須。ダウンロードは Windows Security Update: Verisign Digital Certificates Spoofing Hazard から crlupd.exe。証明書失効リストが入ってます。この修正は、IE6 または Win 2000 SP2 にも含まれる予定だそうです。

2001-03-29 19:30 アストロロギア Ver.5.21 βを公開します。実行ファイルのみのZIP書庫(164KB)で、解凍すると AstroLog.exe が出るので従来の AstroLog.exe に上書きコピーしてください。変更点:起動時の Window のサイズを変えました。画面が小さい場合ほぼ全画面を占有しますが(出力すべき情報量が多いため。従来通り)、最近の標準(解像度が横・約1000ピクセル以上)だと従来より小さめの表示になって、ほかのソフトのウィンドウと見比べながらの作業などもやりやすくなってます。従来通りの大きな画面が好きな人は、起動後に最大化ボタンをクリックしてください。ほか細かい変更若干。バグ報告、ご意見要望は、mion@astrologia.104.net までお願いします。

大阪高裁も「中古テレビゲームソフトの自由流通は合法」

2001-03-29 親切なクレタ人――ないし戯画的な自画像 - 「インターネットを始めたけれど、電子メールを送信できない? ご安心ください、そんな初心者の悩みを、ひとつひとつ、いっしょに解決してゆきましょう。まずはメールでお気軽にお問い合わせください。宛先:info@crete.example.com」

「インターネットへの接続法が分からない初心者のかたは、次のページがたいへん参考になります。http://mu.example.com/lets_begin/」

Si vous ne comprenez pas le français du tout, cliquetez ici.

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考える妖精 ( ̄¬ ̄)ZZZzzz・・・

【続報1】中古ゲーム販売、合法の理由:早く人間がお金も権利も持たない、平和な世界になるといいですね(微笑) 解説:戦争がなければ盾は要らない。

水の流れと、あわ
A 流れる → 鉛筆1がこういう文字をつづった。それをみて鉛筆2がこういう文字をつづった。それをみて鉛筆3、4、5が……
B あわ → 「鉛筆1は細長い鉛筆である。なぜならこの鉛筆の太さは……」「わたしは鉛筆4です。私はきれいな鉛筆でしょう? 私は一流会社で製造された鉛筆なのよ」「鉛筆6の書いたほげげという単語は鉛筆3が思いついた単語である。私は鉛筆3の書いたものを熟読したから分かるのだ、物知りでしょうひひひ」etc. etc.

古代人のやりそうなこと - 「電子音楽の進化の過程において12平均律は一般化され、例えば3オクターブを25等分……」などと何気に「進化」という言葉を流用すると「またダーウィンか」「ダーウィンのパクリだ」と騒ぐ。

分析 → 「進化という言葉なら自分だって知ってるぞ。ダーウィンでしょ」と主張したり、どこかに書くことで、その人にとって、なにがしかの精神安定に役立つのだろう。電子音楽の話をしてるときに筋違いだけど、これも知識量で人をはかる社会風習の悪い副作用だと思う。情報そのものでなく、情報を書き記す鉛筆にすぎないのに、鉛筆たちのあいだにスペリオリティ・コンプレックスやインフェリオリティ・コンプレックスが生じる(優越感と劣等感、どちらも同じコンプレックスの表・裏)――鉛筆同士がきそいあっても仕方ないじゃん。本当の自己満足とは何か

中古ゲームソフト販売は合法――エニックス訴訟で東京高裁が判決:「著作権」の「本質」(皮肉な意味で)が出てます。映画の著作物であるとかないとかいっけん高級そうな話だが、「投下資本回収の保護のために頒布権を適用」「莫大な資金が必要な新作開発を圧迫」「中古品の売却代金によって新品の購入資金が調達されることも少なくなく,それによって新品の需要が喚起」と、まったくカネと利権の話に終始。保護、保護、というその保護の対象は、著作者の知的活動そのものというより、利権。むしろゲーム会社の体質によって、良いゲームが作られにくくなっているあたりのほうが「文化的創造性への侵害」だったりして。

IE6 β:一週間くらい前からダウンロードできるようになってたヤツが、正式にβ版公開されてます。IEはOSとからむので、β版を入れるなら予備のマシンとかで試した方がぶなんでしょう。

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昆虫食のたとえ

2001年 3月26日
記事ID d10326

中学高校の後輩のみなさん、こんにちは(何)。ほかの部分からも想像つくと思うけど、自分は高校にいたときは、授業で先生を困らせる生徒でした(有馬くんは中学生だけど、自分の一面、出てます(笑))。まーちょっと反省してます。ホントは、してないけど(微笑) きみもイスラム教って良くないんですか〜とか素朴な質問をして先生の反応を観察しよう。おもしろいぞ。なかには、とんまもいるけど、けっこう尊敬できる先生がいることが分かるかも。

仏教にいろんな流派があるように、イスラムも信者さんが数十か国に十億人もいて、国により地域により流派により(そして何より)個人により、いろいろなんですね。ロックふうの音楽で宗教的表現をするムスリムさえいます。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンは自分もときたまBGMにしてます。ってBGMにしたら失礼か(汗

さてさて、いもむしを食べるというたとえ話をしてみます。つか、これは文化のたとえです。つまり、なかにはゲテモノもあるってことですな。でもゲテモノにせよ昆虫食にせよ、その発想とかがけっこうどっかで使えることが将来あるかもしれないし、とにかく「自分と違うものは、とりあえずなんでもつぶしておく」んじゃなく(それじゃあすは我が身があぶないって)、内心きしょいと思いつつも余裕の笑みでゲテモノすらいちおう存在くらいは認めておく、それがいいって思ってるヤツの自由には、べつに干渉しない、それがマチュアな(おとなな、成熟度の高い)精神でしょう。

いま昆虫食に興味なくても、将来、ひょんなことから、芋虫を食べたくなるかもしれないし、あるいは食べなければならなくなるかもしれない、食糧危機とかで。そのとき、昆虫食文化が抹殺されてれば、みんな一からやりなおさなければならない。どう料理してどう食べるのか、まったく手探り状態。これに反して、千年も前から芋虫を食べ、食文化として洗練している人たちが出てきて、「これは、こう料理すると、おいしい。ここをこうしないと、非常に食べにくいので注意してください。この虫のここには毒があるので、これは食べては、いけません」とあっさり教えてくれたら、なんと参考になることか。

よく言われることだけど、自分より年が若い人っていうのは、未来からのお客さんだと思う。たぶん、自分より長生きして、自分が見ない未来に住むんだと。そして、我々は今、そんな未来社会のあなたの思い出のなかにいることになると思う。英語で過去未来というのがあるが、これは未来過去なんだな……。未来の人が過去に失望せず、むしろ、過去の楽しい思い出をみやげにして、なつかしく思い出してほしい、そうなればいいね。電波会話→「初期型の妖精(フェアリー)たちは、ずっと不完全だったけど、けっこう魅力的だったよね、知性体がようやく『ことば』を使い始めた草創期にあって、かたことで、いっしょうけんめい話してくれた……」「うん……あれは、わたしたちでしたね」

あなたがたのその[自分と違うからというだけの理由で排斥しようとする]ばけげた自由を尊重すること、それが、あなたがたに対してわたしが示すことのできる最大の批判であるから。このような偏狭的「文化人」がいなければ、わたしたちがおもしろい記事を書けないから……。このようなわたしたちが存在価値を失い、いなくて良くなって透きとおってしまう日を、わたしたちは、いかに切望していることか。

2001-03-26 のんきな超大国 - ノキアは日本製、米国人の多くが勘違い:自販機のジュースもケータイで買って代金は銀行から自動引き落としというケータイ最先進国も、アメリカから見ると「サウナ」だけか……まして中央アジアのことなんか……(謎

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それでもミームは混ざる

2001年 3月25日
記事ID d10325

The web itself, Crystal says, is a "new form". "If you look at a page in a book, go away and then return to it will still be the same. A web page can change - there are all sorts of possibilities" . (from Internet + English = Netglish):これは、わりと定点を観察した場合の表面的現象で、もっとおもしろいのは、あるページの変化が、周囲のページに波及してゆくことでしょう。あるウェブページがおもしろい(あるいは挑発的な)記事を出すと、そのおもしろさが分かる(あるいは無視できないインパクトを感じた)近傍のページがいっせいに「発火」してコメントをつけはじめ、シナプスのようにリンクを伸ばして接合する。またリンクを張らなくても、こっそりアイディアをパクる――それは全然、悪いことじゃないと思う。The fact is that the English-speaking countries have given up ownership of English. というのと、まったく同じ意味で、ウェブの発信者は発信する情報への所有権(著作権)を持つべきでない。こうしたことを通じて、少しずつ、ミムセントリックな世界観の実感につながってゆくと思います。

でも、コペルニクス以降ずいぶんたった今でも、地球のほうが動いていると肌で実感できるのは位置天文学者くらいかも(微笑) 頭のいい学生は「地球が太陽のまわりをまわっているのは常識だ」というけれど……。

2001-03-27 - 夢を自在に操るトレーニング(下):Lucid dreaming のつづき。「簡単にできてしまう人もいるが、そうでない人もいる……充分な訓練を積めば、ほとんど誰でも明晰夢を見られるようになる」:では、わたしたちは、そのつづきの話をしましょう。つまり、夢のなかで覚醒できるようになったなら、今度は、夢のなかで自覚的に、もう一段階、眠ってみてください。夢のなかで、自覚的にベッドに行って、もう一段階、眠り、もう一段階、ルシッドに夢をみます。夢のまた夢ってヤツ。これは、一般的に、ときどきある現象でしょう。――問題は、その先。こういうレイヤが重なると、本当の現実に戻るまでに何重かに目を覚まさなければならなくなりますよね。それは、いいんですが、注意しなければいけないのは、本当の現実に戻ったのに、認識の混乱から、そこを夢だと間違えて、もうひとつ「上に」覚醒してしまうと、なにが起きるでしょう……。ルシッド・ドリームを充分に操れるようになったら、実験してみるのもいいかもしれません。でも、もう一度、同じ夢(あなたがいまみている現実)に戻るのは難しいかもしれませんよ。べつに戻る必要なんてないんだけど……( mysteriously * 謎 *)

2001-03-27 - 「Windows XP」が素晴らしいと思う当たり前の理由:次のたとえを使うと、ポイントが鮮明かつ印象的になるでしょう→“このテレビは素晴らしい!1か月、使っているが、番組の途中で一度もフリーズしなかった”“このビデオデッキは高性能だ!これまで一度も再生中にとつぜん止まったりしたことがない!”……これらの「すばらしさ」がばかげていると感じられるように、ちょうどそんな具合に、OSも、なってほしいわけです。

混ぜるな危険 - 公案に、両陣営から混ぜるなの声……(微苦笑) 『百億千億』の著者も各方面からいろいろ言われたんでしょうね。分け入っても分け入っても未読メール22通。後ろ姿のしぐれてゆくか。次回はヒンドゥー教も入れねばと発心(ほっしん)。

百億千億 - ナゼレの大工・某が「んだべ〜」などと話していると、とつぜん天使があらわれ、大工は、びっくりして腰を抜かすという、おちゃめで実存な話。キリストを敬愛する萩尾望都先生がショックを受けながらも気をとりなおしてマンガ化した。住民がかたくななため惑星開発計画が失敗に終わり開発委員(神)が引き上げてしまった地球の話。キリストは開発委員会側の犬で、ブッダは地球人の側に立っている。

"Cynical, irreverent, even witty at times, the 24-year-old foreign ministry official swaggered into Washington's most prestigious think tanks and newspapers this week with a striped silk turban around his head and a matching scarf draped over his shoulder." - アフガンのロレンス(微笑) ワシントンポストも「この若造め、憎たらしいが魅力的だな」という論調。アフガニスタンのページ11で詳しく書きました。

2001-03-25 五大勢力、入り乱れ - 「スピリチュアル派(含む、妖精さん派&詩人派&自閉症研究者)」「タダで使える星占いソフトよこせこら バグはキリキリfixせい 派(含む、位置天文学派)」「国際政治おたく派」「仏像仏像!派(短期政権と思われ)」「葉鍵だよ〜ん、任意たん萌え〜、漏れなくまるちーひっきー(何)派」なかには2つ以上の陣営に属する変わり者も。シェルボー教授のコメント「こんな滅茶苦茶なコンテンツを同時進行させるあんたがいちばん変わりモンだ!」「混乱……それがわたしの墓碑銘」「どーでもいーがアフガン頁でまで偽春菜問題をアピールするな」「いやーけっこうクリックする人いるんですよ、あのリンク。作ってみるもんですね^^;」

国防省機関紙「赤い星」:あぶなそうな名まえだなぁ。なんか日本語に訳すと。そうそう、一年ほど前の冗談記事「過激派との対談」のなかで「世界の二大過激派『城郭』と『白い牙城』の最高指導者」とか書いたのは、もちろん「クレムリン」と「ホワイトハウス」のことです。――偽真理教。「アルバニア系武装勢力の攻撃で緊張が高まるマケドニア情勢で」緊張が高まる、は事実だが、アルバニア系武装勢力の攻撃で、は……全体としては完全な嘘とは言えないが、ここ数日に関しては虚偽報道と言わざるを得ない。アナン事務総長ですが、あんなに微妙に言葉を使い分けての皮肉は通じないと思われ。もっとずばっと言えばいいのに。いちおう国連のトップなんだから(まぁ部外者には想像もつかない複雑な内情があるのでしょう……)。つかガンディーが聖なる座り込みをしてると「抵抗しないなら楽勝だ、ずばばばばば」確かに現代的で即物的かも。「敵ながらあっぱれ」なんてのんびり感心してると、バーチャル・ガンディー像のうしろから突然なんか飛んできそうだもんね、21世紀って。

これはアナンに見せられない、お見せできません、食糧も配っていません、と断定してしまうようなそういう状況、アウシュビッツでだって、ちょっとは食べ物は与えてたわけで”(久保田さんとのメール一往復

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マウスカーソルのたとえ

2001年 3月25日
記事ID d10325a

2001-03-25 よくある?会話 - 「ブルバキって、なんか形式ばってて、つまんないよね」「基礎論や集合論なんて、ぜんぜん世の中の役に立たないしねー」と言いながらマウスを動かす。マウスカーソルやウィンドウの「移動」が排他的論理和で実現されることなど、想像だにしない。そう、そういうレイヤはエンドユーザから見えないからこそ、いい。秘すれば花。見えなくすること、理解されなく(というより、そもそもレイヤの存在を認識されなく)することに意味がある。――なんのたとえかって、いや、これは、これで、けっこう文字通りのふと思ったこと。

(……と書けば、ふーん、よくわからん、と読み流されるし、また例えば「詩とは、そういうものだ」とかしめれば、なんか深遠ぽい雰囲気で煙に巻くこともできるが、どちらの表現もマウスカーソルにすぎない)

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文化の破壊史。2001年、アジアの島国にある偏狭的な新聞社が子どもたちを洗脳するのに使った絵の標本。人物の表情がいかにも洗脳学習マンガ的ですてきに脱力できる。「タリバン」というキャプションでわらた。

-> とりあえず、妖精現実のアフガニスタン頁

人類の文化遺産に、でたらめな情報の破壊鎚(つち)を、うちこむか。――「こんなの、わがくにと、関係ない文化だ。こわしちゃえ」というのか。

自分が非難しているまさにそのことを、その非難の形式において、自分自身がいま行っていることに、なぜ気づかないのか。

なんだこの記事は。「イスラムとは、「人間のすべてのことを神にまかせ、従(したが)う」という意味」→それは Islam という単語の意味であって、イスラム教の考え方では、あるまい。そんなロジックじゃ、「Hotoke とは死体という意味であり、仏教徒は Hotoke の像を拝みます」なんてワケワカメの解説(論理的には間違ってない……)だって書けちゃうぞい。「無批判に与えられた教えに従うのでなく、自由意思を持つ知性体が、個人の内なる法則にしたがって自由に判断し、個々のおしえについて、受け入れ、あるいは、受け入れない」のがこんにちの宗教観でしょう。――あなたがた(読め売れ新聞の記事の記者と画家。以下、同じ)は、ギリシャ文化、ラテン文化、西欧キリスト教文化とならぶ人類の貴重な財産、イスラム文化、アラビア文化をなんだと思っているのか。ヨーロッパが長い長い中世のプラトーにあったとき、ギリシャ、ラテンの文化、ホメーロス、天文学、数学……をもくもくと継承発展させ今にまで伝えてくれたのは、だれだと思っている。星の名前「アル・タイル」、化学用語「アル・カリ」などにアラビア語が入っているのは、なぜか。わたしたちがこんにちでもイーリアスを歌うことができるのは、だれのおかげか。

それでは、わたしもこう言おうか。「アラブの文化は野蛮だという先入観から抜けられないなら、もう一生、コーヒー飲むな」と。そうではなく、互いに否定しあうのでなく、互いに認めあって、いろんな文化様式があったほうが楽しいでしょう……。ふっくらとした白パン、ライ麦パン、野菜のカリー、冷やし中華、バターコーンラーメン、いちご大福、コーヒー、紅茶。夕空の細い細い三日月、夜空の星々をみちしるべに、らくだの船で砂の大海をすすむ民、あるいは主に音楽をささげつづけたバッハ、あるいは歌で合掌(がっしょう)したタゴール、あるいは禁欲を否定し肉食と結婚を説いた妖精の仏教徒・親鸞(しんらん)――「ゼロ」を発見したインド人、あるいは宇宙を革命したユダヤ人――etc. etc. こうした文化的精神的遺産の多様性そのものに、あなたがたは敬意を払わないのか。地球上をマクドナルドとコンビニで覆わなければ気がすまないのですか(ちょっと飛躍してるが、まあ、意味は分かるでしょう――いま現在の社会という特定の時間と地域において、たまさか、あなたがたが親近感をいだく文化だけで全世界を覆いつくそうという方向性、それは、文化における遺伝学的多様性の危機をまねき、自分たちの文化そのもの、全人類の文化的適応の柔軟性、多層性をあやうくする)。

しかし、このようなばかげた宣伝を行うあなたがたの表現の自由を守るために、わたしは、たたかおう。あなたがたのそのばけげた自由を尊重すること、それが、あなたがたに対してわたしが示すことのできる最大の批判であるから。このような偏狭的「文化人」がいなければ、わたしたちがおもしろい記事を書けないから……。このようなわたしたちが存在価値を失い、いなくて良くなって透きとおってしまう日を、わたしたちは、いかに切望していることか。

妖精現実内の関連記事すべての日本人に(ガンディー)

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